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ECOネットワークとスマートグリッド

スマートグリッドの特徴といわれる「双方向性」「インテリジェント化」「見える化」「自律制御」は、VPECが先駆的に2002年から提案しているコンセプトです。

現在研究されているスマートグリッドには2つの流れがあります。一つめは、情報技術(IT)を使って既存の電力系統の制御を高度化することです。二つめは需要家に電力の状態を「見える化」することでの省エネ効果を狙うことです。

前者については、ITを使っても、データ収集・演算・指示・実行までの時間差が生じるため、同期化力のない電源である再生可能エネルギーを極めて大量に導入する場合、同期発電機で構成している既存の電力系統の様に交流回路で必要とされる同時同量則を完璧に維持し、周波数・電圧レベルの品質を維持することは、原理的に困難です。そこで、エネルギー移動は、ITに頼らないシンプルな方法で実現し、その上で、予測や見える化にITをフル活用するECOネットワークが簡単かつ低コストで合理的です。

後者の思想はECOネットワークの提案の一要素でありますが、単なる見える化では、永続的な省エネ効果を維持できません。永続化の枠組みがECOネットワークです。

スマーターグリッドとスマートグリッド

VPECは、電力システムをインテリジェントグリッド(スマーターグリッド)+ECOネットワーク(The Smart グリッド)に構成することが最適と考えます。